はじめに

 長く建物を支えることができる木材の製造工程をご紹介します。 何十年と生きてきた木を、本当の建築木材に生まれ変わるのに、5年~10年が必要だと考えています。 5年後、10年後の建材づくりを、宅建社は自社工場にて今日も続けています。



1.原木の仕入れ

 県内外から厳選した良質の木を入荷しています。宅建社で扱っている樹種は以下の通りです。

ケヤキ、ヒノキ、スギ、ツガ、マツ、アガチス、サクラ、カエデ、タモ等



2.製材(1)

 長年の経験をもつ職人により入荷した木はその特性から、 柱になるもの、板材になるもの、梁材になるもの等に振り分けられます。 宅建社は、製材から加工、仕上げに至るまで自社工場で行っています。

3.孔あけ

 柱になる木材は専用の機械で芯をくりぬき、中空乾燥させます。 内外からの乾燥で割れ、反り、捻じれなど抑制することができます。 さらにこの乾燥で強度面も向上し、長く家を支えることができる建材となります。




4.乾燥

 乾燥する過程で、木材は収縮しながら思い思いに動きます。 木材が落ちつくまで長い時間をかけて乾燥させます。

 本当にこの先、数十年と 家を支える木材にするには5年~10年の年月を要します。住宅の要所に落ちついた木材を使うことで、住宅の安定性は格段に違ってきます。



5.製材(2)

 乾燥されて落ちついた木材の変形をとり除くため、 再度製材をします。

6.加工・仕上げ


 こうして、乾燥の工程を終えた木材は、その用途に応じて加工され、最後にカンナで仕上げられて 出荷されていきます。美しい木目で人の心を癒しながら、形を変えずに何十年、何百年とそこにあり続けます。






販売・加工委託について

 私どもが年月をかけて作り上げた木材は、主に自社建築材料としております。 また、お寺様・神社様の建築などには、特別に販売し、 ご利用いただいておりますのでお声をかけていただきたいと思います。

 また、孔あけ(芯抜き)加工についてもご依頼をいただくことがあります。 ご相談承ります。 お気軽にお問い合わせください。